プラセンタ治療

渡邊動物病院 ホーム > プラセンタ治療
プラセンタ(胎盤)から抽出されたエキスの有効成分(プラセンタ抽出物)を注射、内服などにより治療に用いる療法の総称を “プラセンタ療法” と言います。 
当院では創傷治癒促進や、肝機能改善を始め、アンチエイジングなど、種々の治療にプラセンタ療法を取り入れております。

当院で使用しているプラセンタ製剤

プラセンタ製剤には、注射製剤、内服剤、外用剤などの剤型があり、注射薬は医薬品として認可を受けた製剤で、人の胎盤を原料としております。内服剤等は馬や豚の胎盤を原料としたサプリメントです。当院で使用している製剤は、2種類の注射薬と「SPF豚」から製造された安全性が担保された製品です。
SPF豚というのは「特定の病原体を持っていない豚」で細菌や寄生虫などの感染症のない安全な管理下に置かれた豚です。この豚の胎盤から無菌操作により製造された製剤を使用しております。
プラセンタ製剤 ラエンネック
プラセンタ製剤 メルスモン
プラセンタ製剤 Placenta
プラセンタ製剤 PURE SPF PLACENTA

プラセンタ製剤に含まれる主な成分

プラセンタ製剤の成分は、胎盤そのものに含まれている栄養素や、機能性物質であり、主なものは、アミノ酸、たんぱく質、ビタミンミネラル、コンドロイチンなどのムコ多糖類、サイトカインなどの活性ペプチドなどです。
これらの成分が直接的または間接的(引き金、刺激)に生体に作用して医療効果を発揮します。
プラセンタ製剤に含まれる主な成分

副作用と安全性については?

注射薬においては、原材料となる胎盤の提供者は4週間以内の英仏海外渡航歴がない健康な人(プリオン病等のリスクがない)の胎盤を原料としており、製造過程では殺菌加熱、加水分解処理を行い厚生労働省の認可を受けた安全な医薬品です。
成分にはアミノ酸やタンパクが含まれておりますので、アレルギーなどの反応が起こる可能性がありますが、重篤な副作用が出た報告はありません。
注射部位に発赤・硬結がまれに起こると報告されていますが、数日間で痛みもなく消退します。当院では約30年間プラセンタ製剤を使用してきて発赤があった例は2例です。
サプリメント製剤においては豚を原料としておりますので、豚肉に対してアレルギーがある場合は使用できません。その場合、必要であれば馬由来の製剤を使用することができます。

プラセンタ療法にはどのような効果が期待できるか

プラセンタ療法には多くの作用効果があります。
ホルモン分泌調整作用 乳汁分泌促進作用
血行促進作用 創傷・治癒促進
新陳代謝促進作用 被毛の改善、減量、むくみ改善
抗アレルギー作用 花粉症、難治アトピー性皮膚炎、喘息
肝機能強化作用 肝炎、肝硬変、脂肪肝
免疫賦活作用 感染症の予防
抗酸化作用 皮膚のシミ、シワ
自律神経調節作用 不定愁訴
滋養強壮作用 疲労、倦怠、食欲不振
人では更年期障害、乳汁分泌不全、肝障害が保険適用になっていますが、実際には組織の再生や免疫増強などの多くの効果が認められております。
動物においても表に挙げたような臨床効果により種々の疾病に応用しております。
特に、肝機能障害、創傷の治癒促進、老化や炎症が起きた皮膚の再生、アトピー性疾患、関節炎、角膜炎、脱毛や被毛の改善などに効果を発揮しております。

プラセンタ療法の実際

疾患の治療にプラセンタを使用する場合、稟告、症状、検査等によりプラセンタ製剤を適用できるか否かを判断し、疾患に対する基本治療にプラスして注射を行います。サプリメントを併用するとさらに効果的です。
接種間隔は病状により異なりますが、連日投与もしくは週3~4回が推奨されます。症状が安定したならば週1~2回で維持をしていくと良いでしょう。
疾病が治癒しても定期的に接種されている飼い主様もいらっしゃいます。
プラセンタ療法の実際

創傷治癒促進の症例

創傷治癒促進の症例1
日本猫、5歳雌、保護ねこ、後肢の血行障害による先端部の壊死脱落。
創傷治癒促進の症例2
壊死部の清浄の後、週2回のプラセンタの皮下注射を継続投与しました。
創傷治癒促進の症例3
プラセンタ製剤投与後2週間後の所見です。
創傷治癒促進の症例4
プラセンタ製剤投与後3週間後の所見で、新しい皮膚が形成され被毛も造成されてきました。

疾患治療でのプラセンタとの併用療法

通常の疾患ではプラセンタとの併用治療を行っております。
例えば、創傷部を早くきれいに治す場合に、感染に対する処置、傷んだ組織の除去、などの基本的な処置に加えてプラセンタを投与すると、血管の新生、肉芽の増殖など、治癒促進が急速に起こります。肝障害などの内科的疾患は、肝機能の改善薬に加えプラセンタを併用すると相乗効果が得られ、良好な結果が報告されております。
また、プラセンタと同様な効果が期待できるオゾン療法を組み合わせることでさらに効果的な結果が期待できます。

健康維持・アンチエイジングとしてのプラセンタ療法

以上は明らかな疾病が在る場合のプラセンタ療法について記述いたしました。
家族の一員であるワンちゃんネコちゃんが今は健康であるが、より一層健康的な日常を過ごすことが出来ることを望むのは飼い主様として、ごく自然なことであります。
年を取っていくのは人も動物も同じです。可愛い子達が少しでも元気でそして若々しく、飼い主様の愛情を受け止めてくれたら人も動物もどんなに幸せなことでしょう。可愛い動物たちが若々しく生活出来るということは、飼い主様も元気で可愛い子たちの世話をし、若々しく充実した日々を送ることができるのです。

当院はそれを実現させるためにプラセンタ療法を通してお手伝いさせていただきます。
プラセンタ外来をご利用ください。

プラセンタ外来

当院は動物診療ではいち早くプラセンタ療法を種々の疾病や健康維持のために取りいれてきましたが、現在までに飼い主様の喜びの報告や、治療効果を実感しております。
病気でなくても気軽にご来院いただきプラセンタ療法を受けていただくことが出来るようになりました。
現在、飼い主様も動物もご負担のかからないシステムを構築中です。
詳しくはお電話でご相談ください。