オゾン療法

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オゾン療法

オゾン療法とは、オゾンガス(O3)を用いて種々な疾患の治療を行う療法です。オゾンは非常に不安定な物質で、安定した酸素(O2)に変わるため酸化反応を起こし酸素原子(O)を放出します。酸化は良くない事というイメージですが、酸化反応で生成された活性酸素も、ごく僅かであれば良い働きをします。この働きを医療に応用したのがオゾン療法です。
医療での応用は歴史が深くヨーロッパ、特にドイツを中心に治療が行われております。日本での歴史は浅いですが、アンチエイジングを始め様々な疾患に応用されております。小動物におけるオゾン療法はまだ始まったばかりですが、副作用は極めて少なく安全なもので、治療効果の有効性が報告されております。

オゾンの作用その効果

医療用オゾンガスによって生成された有益な活性酸素は細胞を活性化させることによって、抗酸化力を高めます。さらに赤血球・白血球・血小板などの血液成分にも作用し、体内の酸素化と免疫力の増強、血液循環を改善させます。これらの作用が、病気や症状の改善・再発防止やアンチエイジングに効果を発揮します。

主な作用

1. 細胞の代謝を活性化
2. 免疫系の調整作用
3. 生体系の抗酸化能を調整
4. 消炎鎮痛作用
5. 血小板の凝集阻害作用

オゾン療法の推奨される疾患や状態

・アンチエイジング(老齢性疾患、免疫力・自然治癒力の増強)
・皮膚疾患(皮膚炎、外耳道炎、アトピー性皮膚炎、アレルギー性皮膚炎)
・神経・運動器疾患(椎間板ヘルニア、骨関節炎)
・腫瘍性疾患(がん細胞の増殖抑制補助治療、抗がん剤の相乗効果、副作用の軽減)
・口腔疾患(口内炎、歯肉炎)
・血流の改善(腎不全)

オゾン療法が適用できない疾患

・呼吸器内への注入や吸引
・甲状腺機能亢進症
そのほか、通常治療との併用療法、またはオゾン単独療法の選択は、動物の症状や病気の種類によって異なります。
また、オゾン療法は万能ではなく、著明な効果が表れる場合や効果が不明瞭な場合もある事をご理解ください。少なくとも動物のQOL(クオリティー・オブ・ライフを高めるためには有効です。

オゾン療法の実際

オゾン療法にはさまざまなオゾンの投与方法がありますが、病院で行う治療の主なものは次の3つです。
注腸法 カテーテルを直腸に挿入し、ガスを注入する
自家血療法 採血した血液にオゾンを入れ、再び血管に戻す
皮下注射法 患部にオゾンの気体を注射する
処置は数分で終わり、身体に負担がかかったりすることはありません。オゾンは体内に入るとすぐに酸素に戻るので残留性はなく、とても安全性が高いことも証明されています。

当院では主に注腸法を行っております。注腸は週に2回から3回が目安です(症状により変化します)。
1 体重を測る。
2 肛門に細い筒を3cm程度挿入する。
3 オゾンガスを注射器に入れ、細い筒から肛門に注入する。(処置時間:1~2分) 
オゾン治療器
オゾン治療器
生成オゾンの吸引
生成オゾンの吸引
シリンジ内のオゾンガス
シリンジ内のオゾンガス
オゾン注腸
オゾン注腸
当院ではオゾン外来も実施しております
現在病気でない子でも健康維持やアンチエイジングの目的でオゾン注腸を行っております。詳しくはスタッフにお問い合わせください。