眼科治療

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眼科診療

動物はモノが言えません!!

物が見えにくくなった、眼がしょぼしょぼする、こんな症状でも動物は訴えることができません。

飼い主さんはこのような症状を気づいてあげられますか?

目の病気は、早期発見・早期治療が重要です。

大切なペットの視覚を失わせないためにも、眼科の定期チェックを行っている立川の渡邊動物病院にご相談ください。動物は目が見えなくても聴覚嗅覚が人より発達しているので問題なく生活ができると思われていますが、飼い主さんの顔がわからない、嗅覚だけに頼らなくてはいけない生活、物が見えないことの苦痛、それらを訴えられない辛さを克服しながら、飼い主さんを頼りに頑張っています。その苦痛を少しでも取り除いてあげられたらと思います。

当院では日本で初めて獣医領域において緑内障に対してYAGレーザーによる径網膜毛様体光レーザー凝固手術を先駆けて行いました。その後普及した半導体レーザーによる凝固手術専用の器具をメーカーと共同開発し、現在、臨床に広く応用されております。点眼や内科療法だけでなく、眼科手術にも対応し、緑内障をはじめ、角膜疾患、視力低下、眼内炎、腫瘍といったさまざまな眼のトラブルを診療しています。

眼球の模式図

眼球の模式図
動物用コンタクトレンズ 株式会社シードホームページより許可転載 

眼科診療の流れ

当院での眼科診療

1 丁寧な問診と病歴の聴取
正確な診断をするために系統立てた丁寧な問診をいたします。
2 病歴と合わせて、よく行動の異常を観察いたします。それにより検査の方向性を決定します。
3 次に視覚検査を行います。動物では視力を測定することが出来ませんので、視覚の有無(見えているか見えていないか)のみを判定いたします。視覚検査には、図で示したような検査項目があります。
4 眼科検査機器や道具を使用した系統的な検査を、必要状況により行います。
眩目反射、瞳孔対光反射、スリットランプ検査、フルオルセイン染色、シルマーティアテスト、眼圧検査、眼底検査、超音波検査などです。
5 以上の検査結果を飼い主様にわかりやすく説明し、治療計画を提示いたします。
6 その後、飼い主様の同意のもと治療を進めて参ります。
視覚機能検査(眼が見えるか見えないかの検査)
威嚇瞬き反応
威嚇瞬き反応
綿球落下検査
綿球落下検査 
眩目反射
眩目反射
スリットランプ検査
スリットランプ検査

幅の狭い光源を検査動物の眼に対し斜め方向から照射して、正面から観察すると光の反射などにより、角膜、眼房水、水晶体、硝子体の断面を見ることができます。病状としては角膜潰瘍、前眼房の混濁、白内障、などが診断できます。
フルオルセイン染色検査
フルオルセイン染色検査

蛍光色素が染み込んだ濾紙により角膜を染色し、上皮欠損や糜爛、潰瘍などの角膜上皮障害を診断する。蛍光色素は表層や細胞間隙などに浸透し、病変部を緑黄色に染めます。角膜の深層部であるデスメ膜は染色されません。 
シルマーティアテスト
シルマーティアテスト

目盛の付いた試験紙を下眼瞼部より結膜内に挿入し、1分間で涙液により濡れた長さを測定します。主に乾性角膜炎の診断に用いるが、甲状腺機能低下症、糖尿病、などの全身性疾患などでも流涙の減少が見られます。 
眼圧検査
眼圧検査

水晶体と角膜の間にある眼房水の圧力を測定する検査です。眼圧測定器(トノペン)を点眼麻酔後の角膜に軽く接触させ、圧を数値で測ります。眼圧を測定することは緑内障とぶどう膜炎を鑑別したり、緑内障の予後判定や薬効を評価する重要な検査です。
眼底検査
眼底検査

眼科検査の中で、特に視覚障害を主訴とする症例には重要な検査です。必要に応じ散瞳し検眼鏡を用いて網膜や視神経の状態を観察します。進行性の網膜萎縮、網膜剥離、網膜異形成、猫の腎性高血圧症に伴う網膜血管の蛇行などを診断します。 
眼科超音波検査
眼科超音波検査

点眼麻酔後に眼科用のプローブを用い角膜上に軽く接触するように当てると、眼球の表面から深部の網膜、視神経乳頭部の断面構 造を観察できます。この検査により、眼球の内部構造が把握でき水晶体の位置や網膜の状態が瞬時に診断できます。 

対応できる主な眼科手術

・水晶体脱臼に伴う水晶体摘出術

・緑内障手術(経強膜毛様体レーザー凝固術、レーザー管錐術、緑内障バルブ埋没手術 等)

・強膜内シリコン義眼挿入術

・眼球摘出術

・眼球付属器及び眼球内部の腫瘍手術

・眼瞼内反症

・眼瞼外反症

・眼瞼腫瘍

・異所性睫毛除去術

・瞬膜突出(チェリーアイ)及び変形整復術

・角膜縫合

・結膜フラップ術

・瞬膜被覆術

・角膜再生手術(豚由来細胞外マトリックスまたは脱細胞化羊膜使用) 


※動物の体調等の理由により対応出来ない事もあります

提携診療施設への紹介手術について

・白内障手術(超音波水晶体乳化吸引術)
・硝子体手術
・網膜疾患の手術
上記の手術については当院では、現在のところ実施しておりません。
手術が適応疾患の場合は、提携診療施設をご紹介いたします。手続き等は当院で行います。
術後管理は当院にて実施可能な場合もあります。

眼科手術の実際

緑内障手術(経強膜毛様体レーザー凝固術)

緑内障手術(経強膜毛様体レーザー凝固術) レーザーを照射するポイントとプローブを移動する時のイラスト
緑内障手術(経強膜毛様体レーザー凝固術) 眼球の周りに順次、プローブでレーザー照射を行っていきます。 レーザーを照射することにより毛様体の一部が凝固して眼房水の産生が減り、眼圧が下がります

強膜内シリコン義眼挿入術(ちよんちゃん 8歳)

手術前(過熟白内障)
手術前
(過熟白内障)
シリコンボール挿入手術後
シリコンボール
挿入手術後
右眼術後 8 週間左眼術前
右眼術後8週間
左眼術前
両眼手術後
両眼
手術後

動物用コンタクトレンズの使用目的と効果

当院では眼科疾患に対して下記の目的のため、及び動物に対する低侵襲治療を目的とした場合、動物用コンタクトレンズを使用して疾患動物にかかる負担を軽減しております。
・異所性睫毛による角膜障害の緩和と角膜保護
・異物による角膜障害の緩和と角膜保護
・被毛接触による角膜障害の緩和と角膜保護
・眼瞼内反症による角膜障害の緩和と角膜保護
・角膜上皮障害による角膜障害の緩和
・角膜上皮剥離による角膜障害の緩和
・角膜潰瘍による角膜障害の緩和
・3mm以下のデスメ膜瘤による角膜障害の緩和
・角結膜疾患への外科療法あるいは内科療法施術後の角膜障害の緩和と角膜保護
プラークコントロール