歯科治療

渡邊動物病院 ホーム > 歯科治療

歯科診断と治療

歯科の治療と口腔の健康管理は、歯石除去だけではありません!!
立川市の渡邊動物病院での歯科診断と治療についてご説明いたします。
歯の健康を守るには、まず歯周・歯肉の健康を維持することです。
歯周病を放っておくと...

歯周病は気付かれにくく、また「たかが歯茎の病気」と軽視されがちです。しかし、歯周病を放っておくと顎の骨が溶けるなどして歯が抜けたり、歯周病菌が毛細血管に侵入して体中に広がり、心臓や腎臓、胆嚢などが病気になったりすることもあります。

歯周病治療のプログラム

歯周病の病態を的確に検査・診断を行い最適な治療計画をご提案し、飼主様への説明と同意の上、診療を進めて参ります。
歯周病治療のプログラム

当院ではまず歯周の状態のチェックをいたします。

歯肉の炎症、歯垢(プラーク)・歯石のチェック。

口腔内の衛生状態を「素早く、簡単に、視覚化」できるチェックシートを用いて動物に負担の少ない方法で検査をします。
歯垢と歯石の付着状態をチェックするシート
歯垢と歯石の付着状態をチェックするシートです
紫外線でピンクに光った矢印の部分が歯石
紫外線でピンクに光った矢印の部分が歯石です
歯周病の主な病態
歯肉の発赤・腫脹
歯肉出血・排膿
歯周ポケットの形成
歯槽骨の吸収
歯の病的動揺や移動・挺出
膿瘍・口臭など
健康な歯肉の状態
色はピンク
引き締まっている
歯と歯の間は三角形の歯肉
歯周ポケットが2㎜以内
ステップリングというミカンの皮に似た小さな窪みがある

歯周病は歯肉炎と歯周炎に大別されます

歯肉炎 歯周炎
・歯肉のみ
・元の状態に戻る(治る)
・歯周組織
・損失した骨は元に戻らない
・歯が抜けるまでゆっくり進行

原則として、口腔内の精査は麻酔下で安全に以下の検査を行います。

・歯根・歯槽骨の画像診断(レントゲン検査、口腔内写真撮影)
・歯周ポケットの測定


歯周ポケットの深さ、ポケット測定時の歯肉からの出血、歯のぐらつき度合い、歯垢・歯石の付着度合いをチェックします。

検査の後「歯肉炎」あるいは「歯周炎」と診断してから適切な処置を行う。

歯石除去とポリッシングを行う。

・超音波スケーラーを用いて歯石除去を行う。
・歯肉縁下のスケーリングを行う。
・歯周ポケット及び歯周炎の状況に応じポケット内掻爬、レーザー照射、歯肉フラップ形成術を行う。
歯周病の進行過程
DS ファーマアニマルヘルス株式会社パンフレットより許可改編引用
歯周ポケットの検査
歯周ポケットの検査
超音波による歯頚部の歯石除去
超音波による歯頚部の歯石除去
歯冠と歯頚部の研磨
歯冠と歯頚部の研磨

歯周病レーザー治療

当院では歯周病の状況により、炭酸ガスレーザー、半導体レーザーを使い分け歯周ポケットの深部の細菌を死滅させることができるようになりました。また炎症が重篤な組織ではレーザー凝固蒸散により歯茎部の治癒促進と、歯根の歯槽骨への生着を促進する効果も期待できます。

軽度な歯肉炎の場合は、お薬の局所投与程度で改善することがほとんどです。
不必要な抜歯はせず、正確な検査と診断の根拠に基づいて治療を実施します。 

歯槽骨の破壊まで進行した場合、歯周組織の再生療法を適用します。

歯科用人工骨(β-TCPなど)の補填、エムドゲインなどの歯周組織再生誘導材を用いて修復し健康な歯周組織を回復します。
歯肉の切開と剥離 歯肉の切開と剥離により歯肉弁を作成します。 
歯根面に付いた歯垢や歯石の除去 歯槽骨に付着した肉芽組織を除去し、歯根面に付いた歯垢や歯石を十分に除去します。
エムドゲインを塗布 洗浄後、露出した歯根面全体を覆うようにエムドゲインを塗布します。
縫合 歯肉弁を完全に覆うように縫合します。軟組織が治癒した時点で抜糸をします。
その後は、プラークコントロールなどの口腔衛生についてのホームケアをお話しいたします。

定期的にブラッシングをすることで、歯周病はかなり予防できます。

ブラッシングの詳しい方法は、ホームケアの中でお話させて頂きます。
プラークコントロール

その他の主な歯科疾患

その他の主な歯科疾患は歯冠破折(歯が折れる)、乳歯遺残などです。

歯冠破折

硬いフードや玩具、異物などをかじった時に起こります。
歯はいろいろな形に簡単に割れてしまいます。
破折が歯髄にまで及んでいなければ、早期の治療で光重合法などにより修復できます。
破折が歯髄にまで及んでいる場合は、歯髄腔に対する歯内処置をしたのち修復します。
時間が経過し、失活歯(歯髄が障害を受けた歯)や、根尖膿瘍等が発生している場合は、抜歯が必要になることもあります。
歯冠の破折
歯冠の破折
破折部のエッチング
破折部のエッチング
エアーブロー
エアーブロー
ボンディング
ボンディング
光重合
光重合
修復終了
修復終了

乳歯遺残

生後6か月たっても乳歯が残っている場合は、抜歯が必要です。
そのまま放置すると永久歯へ影響を及ぼしたり歯周病を起こしたりします。
当院では歯肉及び永久歯に負担の少ない超音波による最新のインスツルメンツチップを用いた低侵襲治療により抜歯を行っております。
抜歯・歯肉剥離用サージェリチップ
抜歯・歯肉剥離用
サージェリチップ
超音波スケーラー
超音波
スケーラー 
毎日の家族の手によるホームケアが歯周病から
我が子を守る唯一の方法!!